いろんな味を試したくなってしまう電子タバコですが、どんどん揃えて気付けば5,000円以上かかっている事も…。
更には気に入らない味だと「吸いもせずにゴミと化す」のでいやはや困りものです。
そんなリキッドの悩みを解決してくれるのが…!

PG/VG混合液です。
これがあれば、リキッド代を1/10以下にする事ができるようになるんです。
今回はその方法をご紹介したいと思います^^
目次
電子タバコのコスパは…

電子タバコのリキッドタイプのコスパは主に以下のようになっています。
消耗品 交換頻度 | 価格 / 月 | |
コイル | 2週間~ | 1,000円~ |
アトマイザー | 2~3週間 コイル付き 取り換えなし コイル無し | ~2,000円 0円~ |
リキッド | 30ml | 3,000円(10ml1,000円計算) |
この中でコイルとアトマイザーは代用品がありませんが、コスパの半分にあたるリキッドは自作する事ができます。
自作リキッドにした場合、こんなにコスパが良くなる
市販リキッド | 自作リキッド | |
10ml | 1,000円 | 2,000円(材料費) |
20ml | 2,000円 | 2,000円 |
30ml | 3,000円 | 2,000円 |
100ml | 10,000円 | 2,000円 |
200ml | 20,000円 | 2,000円 |
330ml | 33,000円 | 2,000円 |
DURASMOKE(10ml1,000円)リキッドで計算
この通り、200mlの時点でコスパは1/10になります。
今回紹介するのは、最大330mlまで作成できる方法になるのでコスパは1/16まで下がります!
では自作リキッドに必要な物をチェックしていきましょう!

自作リキッド(メンソール)作成の為に用意するもの

今回は、メンソールリキッドの作成の手順になります。
その他のレシピはコチラです^^(ページ下部)
- PG/VG混合液
- ハッカ結晶orメントール結晶
- mgまで測る事ができる計り
- 注射器()
- 保存容器
- 小さな器
- 電子レンジ
1.PG/VG混合液

今回用意したPG/VG混合液は70/30と50/50の割合のものです。
PG | VG | |
多い | 蒸気が多くなる | 味が濃くなる |
少ない | 蒸気が少なくなる | 味が薄くなる |
粘度 | 高い | 低い |
お使いのアトマイザーに合わせてPGとVGの割合を選びましょう。
大体のアトマイザーはPGとVGの割合50:50~30:70には対応しているはずですが、分からない場合は、壊れても良いアトマイザーを使いましょう。
もしも、適合しない場合、コイルが焼き付いたりという結果に繋がる恐れがありますので自己責任でお願いします。
PG/VG混合液はこれがオススメ
理由・1,000円以内で330mlの大容量でリキッド33本分(およそ2万円から3万円分)作成できる
参考・Amazonで700円で購入
2.ハッカ結晶orメントール結晶

メンソールの風味を出すのに必要です。
グラムにもよりますが、おおよそ100円~1,000円ほどで購入が可能です。
ドラッグストアでの販売もされている事もありますよ^^
参考・Amazonで600円で購入
今回購入したのは50gのメントール結晶ですが、おおよそリキッド454ml分にもなります。

3.mgまで測る事ができる計り

ハッカ結晶やメンソール結晶は入れすぎると辛すぎてむせてしまう程なので、mg(ミリグラム)まで測れる計りも必要です。
参考・Amazonで800円で購入
4.小さな器

PG/VG混合液とメンソール結晶を混ぜるのに必要です。
ペットボトルのキャップなどでも代用できますが、なんの害が発生するかわかったものじゃないので、できればガラス製の器を用意してくださいね。
小さいガラスのボウルのようなものが良いと思います。
100円均一で購入
5.注射器

今回用意したのはセリアなどで売られている、注射器です。
100円均一などのコスメコーナーにあります。
100円均一で購入
6.電子レンジ
PG/VG混合液にメンソール結晶を溶かす時短に必要です。
しかし、メンソール結晶をPG/VG混合液に付けておき1日~2日ほどでメンソール結晶が溶けるので必須ではありません。
7.保存容器
一回ずつリキッドを自作していは手間なので、上手くできた配合のリキッドを保存する容器があれば尚ベストです!
大量にリキッドを作りたい方以外は必須ではありません。
ニードルキャップは作成したリキッドをアトマイザーに入れやすく便利です。
参考・Amazonで10個入り200円で購入
小さいスプーンがあると便利
メンソール結晶の微調整に使い捨てのスプーンがあると作業がしやすいです。
メンソールリキッド自作時の気になるポイント
メンソールリキッド自作時において、気になるであろうポイントを2つご説明します。
【1】PGとVGは1ml何グラム?
VG | グラム(1ml) | PG |
0 | 1 | 99.9% |
20 | 1.06 | 80 |
30 | 1.09 | 70 |
40 | 1.106 | 60 |
50 | 1.121 | 50 |
60 | 1.151 | 40 |
70 | 1.166 | 30 |
80 | 1.196 | 20 |
98% | 1.242 | 0 |
逆算して掲載していますので誤差がある場合があります
【2】メンソール結晶はどのくらい入れるの?

メンソール結晶は、PG/VG混合液の5%がほんのりメンソールでオススメです。
これより多いとどうなるか表にしてみます。
PG50/VG50リキッド1ml(1.121グラム)に対してのメンソール結晶の割合
100% | かがやく息が使えるはずです |
70% | こごえるふぶきが使えるようになるはずです |
50% | 口に入った瞬間死んだと思いました。 |
20% | しばらく呼吸が冷たく感じます。 呼吸がしづらかったです。 |
10% | かなり強め リキッドで言うKAMIKAZEメンソール程の強さがあります。 |
7% | マルボロのカプセルメンソール程です。 |
5% | マルボロメンソールライト並みのメンソールです。 |
3% | ピアニッシモ程のやんわりとしたメンソールです。 |
自作リキッド(メンソール)を作成する手順

手順としては簡単ですが、メンソールの量に気を付けてください。
私はマルボロのカプセルタイプのメンソールが苦手なので、今回はPG50/VG50混合液で2mlの量、メンソールの強さは5%ほどのリキッドを作成していきます!
【手順1】PG/VG混合液を必要分用意する

今回は2mlのメンソールリキッドを作成するので、2.242グラムのPG/VG混合液を用意します。
画像では2.23グラムになりましたが、このくらいは誤差ということで(無理矢理)
【手順2】メンソール結晶を必要分用意する

初めにラップなどにメンソール結晶・ハッカ結晶をくるみ、何か固いもので叩き粉々にします。
2.242グラムの混合液に対して、5%にあたる0.11グラムを使用します。
注意点ですが、メンソール結晶・ハッカ結晶は必ず少なめの量にしましょう。
0.12グラムになっただけでも、メンソールが強く吸っていて気分が悪くなります。
【手順3】PG/VG混合液にメンソール結晶を投入する

【手順1】で用意した混合液に【手順2】で用意したメンソール結晶を投入します。
ここからメンソール結晶を溶かすのですが、方法として4つありますので、あなたに合ったものを選んでくださいね^^
◆放っておく おすすめ 安全 1日~2日

1日~2日間、たまに小さい器を揺らし軽く混ぜ放っておくだけです。
◆時短で作成する場合 再結晶しやすい 5分~10分

ラップをせずに、電子レンジ(100W以下)での10秒温めをメンソール結晶が溶けるまで繰り返します。
このやり方は、メンソール結晶の溶けは早いですが、再結晶してしまう可能性もあります。
一度メンソールが溶けたのを確認し、冷やすまではアトマイザーに入れない方が無難です。
◆湯銭で作成する場合 ちょっと危険 時間は10分~

沸騰したお湯につけメンソール結晶を溶かします。
弱火でゆっくり溶かしていきましょう。
メンソール結晶が溶けるのは早いですが、お湯の混入に注意が必要です。
◆温めたタオルで蒸す おすすめ 時間は30分~2時間

【手順3】で作成した器にラップをした状態にし、蒸しタオルでくるみます。
メンソール結晶の量によりますが、およそ30分~2時間ほどで溶けます。
溶けなかった場合は、蒸しタオルを作り直し、再度くるんでみてください。
【手順4】注射器で容器やアトマイザーにうつす

メンソール結晶が溶けきり、リキッドが完成しました。
注射器を使い、アトマイザーに入れるもよし、保存容器に入れるもよしです。
【手順5】最初は吸わずに加熱だけする

アトマイザーに入れたリキッドは目に見えないだけで、メンソール結晶が残っている場合もあります。
これを吸い込んでしまうと、しばらく呼吸が冷たく「マズイだけのリキッド」になってしまうので、
電子タバコは3秒くらいの加熱を3~4回繰り返し、振ってリキッドをまんべんなく混ぜましょう。
これで自作リキッドが作れるようになりました。お疲れさまでした!
続いては、自作リキッドの作り方を応用したレシピを紹介します。
【レシピ集】いろんな味のリキッド作ってみた

この自作リキッドはコイルの焦げ付きなどが発生する恐れがありますので、あくまで自己責任でお試しください。
・PG50/VG50の混合液を使用。
・電子タバコはスムースビップを使用。
割合やオススメ度など、分かりやすく表をつけて各項目毎に記載しています。
醤油 オススメ度 ★★★☆☆

混合液 | 醤油 | 混合液に対しての割合 |
1g | 0.15g | 15% |
おせんべい、もしくはお餅に醤油をつけたような香ばしさがあります。
しょっぱくはなく、風味だけ醤油なので醤油好きにオススメ。
コイル焦げの恐れあり
バニラエッセンス オススメ度★★★★★

混合液 | バニラエッセンス | 混合液に対しての割合 |
1g | 0.1g | 10% |
甘いリキッドになり、吸った感じもまったりとします。
これは失敗しないだろうと思い作りましたが、やはりハズレなわけがありませんでした。
甘いリキッドが好きな方にオススメです!
わさび オススメ度 ☆☆☆☆☆

混合液 | わさび | 混合液に対しての割合 |
1g | 0.1g | 10% |
つぶつぶが混合液に溶け切らず、諦めてアトマイザーに投入したところ変な音がしたので中止になりました。
パンっと言う音とともにワサビの匂いがしましたが、きっと吸っても美味しくないでしょう。
にんにく オススメ度 ☆☆☆☆☆

混合液 | にんにく | 混合液に対しての割合 |
1g | 0.1g | 10% |
ワサビと同じく、つぶつぶが混合液に溶け切らず、諦めてアトマイザーに投入したところ変な音がしたので中止になりました。
破裂音もワサビとほぼ一緒でしたが、にんにくのニオイは強烈で、アトマイザーが一つ使えなくなってしまいました…。

午後の紅茶 オススメ度 ★☆☆☆☆

混合液 | 午後の紅茶 | 混合液に対しての割合 |
1g | 0.17g | 17% |
ミルクティーを試した結果、紅茶の香り?という感じのほんのり具合で、あまりわかりませんでした。
砂糖で焦げ付きそうなのでオススメはできません。
コカ・コーラ オススメ度 ★☆☆☆☆

混合液 | コーラ | 混合液に対しての割合 |
1g | 0.4g | 40% |
コーラリキッドは市販のもので大量に販売されており、私も3種所持したまに吸っています。
そのリキッドと比べると味は無味に近く、コイルへのダメージも高そうなのでオススメできません。
酢 オススメ度 ★★★★★

混合液 | 酢 | 混合液に対しての割合 |
1g | 0.2g | 20% |
掲載しているレシピの中で、明らかに外れだろうと踏んだ酢がかなり美味しいです。
味は、ポテトチップスの「すっぱム~チョ」に近く、後を引く美味しさでした。

ウーロン茶 オススメ度 ☆☆☆☆☆

混合液 | ウーロン茶 | 混合液に対しての割合 |
1g | 0.2g | 20% |
無味無臭でなんのリキッドだか全くわかりません。
ウーロン茶と言われても納得のできない味の薄さです。
コーヒー オススメ度 ★★☆☆☆

混合液 | コーヒー | 混合液に対しての割合 |
1g | 0.14g | 14% |
微糖や加糖ではなく、無糖を使用しています。
匂いはコーヒーの香りがほんのりで、うっすーいコーヒーを飲んでいるような感覚です。
このコーヒーリキッドだけではあまり美味しくありませんが…(下に続く
コーヒー+バニラエッセンス オススメ度★★★★★

混合液 | 材料 | 混合液に対しての割合 |
1g | 0.03g コーヒー 0.05g バニラ | 3% 5% |
バニラエッセンスとコーヒーを組み合わせることによって、風味は完全にコーヒー牛乳になります。
以前、コーヒー牛乳のリキッドにドはまりし使っていたので、得した気分です。
巨峰カルピス オススメ度 ★★★★★

混合液 | 巨峰カルピス | 混合液に対しての割合 |
1g | 0.25g | 25% |
希釈が当たり前のカルピスを10%入れたところ、ちょっと近づいただけでも良い匂いがしました。
カルピスを25%入れ実際に吸ってみると巨峰の香りがとてもよく、毎日使いたいほどです。
しかし、砂糖が使われているのでコイルへのダメージは心配ではありますね。
美味しい自作リキッドを作るコツ
美味しい自作リキッドを作るコツが3つあります。
- 匂いが強い素材を選ぶ
- 砂糖は焦げの原因なので避ける
- 意外なものでもとりあえず試してみる
今回ご紹介した、巨峰などの匂いの強いものは、混合液に混ぜた際に香りがしっかりと残ります。
かき氷の味は色が違うだけで、全部一緒なように、匂いが一番大切になります。
砂糖が焦げ付くのかは疑問ですが、コイルへのダメージは少なからずあるので避けた方が賢明と言えます。
今回の酢のように、一見失敗に思える物も、美味しいリキッドに変貌するかもしれませんので、いろんな味を試してみてくださいね!
ニコチンリキッドは作れるのか?
いろんな自作リキッドが作れたのだから、ニコチンリキッドも作れるはず!そう私も考えました。
しかし結論から言うと「作れる事は作れますが」という曖昧な答えになります。
- ニコチン溶液を個人輸入で取り寄せないといけない
- 濃度や割合によるor自作の仕方によっては害が発生する
- そもそもニコチンは劇薬に定められた無色無臭の危険物
この3つの理由により、手間が掛かる上に、素人では取り扱いが難しいとも言えます。
ニコチン入りは自作ではなく、タバコカプセルや個人輸入者から購入がお勧めです。
まとめ
レシピ集では大変な目に遭いましたがいかがでしたでしょうか!
ひと手間こそありますが、作り方を覚えてしまえばコスパがよくなり、色々な味を試せ、メリットがかなり多いですよね。
自作リキッドの作成自体難しい物でもなく、どなたでも作れるものなのでチャレンジしてみましょう!
どうかリキッドに入れる物だけは慎重に!
最後までお読みいただきありがとうございました!

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